ほっとあったかエピソード

私のおばあちゃん

山田美重子副主任介護職員(従来型ホーム)

私の本当のおばあちゃんはもういないのですが、ほっとはうす千羽でのおばあちゃんHさん(94歳 介護度3)との「ほっと」するお話しです。
Hさんは一人娘で婿取り、私も一人娘で婿取りと境遇が一緒のこともあってか、普段からまるで孫娘とおばあちゃんとの間柄です。
「いまから帰ってごはんの用意するが、旦那さんとうまくやってるかい」ほんとうによく声をかけてくれます。
私は元々声が大きいほうなのでHさんや他の入居者さんからも「あんたの声が聞けんと寂しいし、元気になれんわ」とよく言ってもらえます。また、私がどこにいるのかいつも気にかけてくれているようで、納涼祭の時も「着物着て、馬子にも衣裳やな」と笑ってくれました。
実は、4月にホームからショートステイに部署異動しました。代わったといっても隣ですが、少し会わない日があるとHさんに「何で来んが」とハグ。
「あんたがおらんと。おらんとダメ」と涙を流されました。それを聞いて私もいっしょに涙してしまいました。 やっぱり、私のおばあちゃんです。